不動産の「ワンストップサービス」をご存知でしょうか?
私が物件を探していたとき、一般的な不動産検索サイトを利用しました。
すると、条件に合う物件が1軒だけ見つかり、すぐに不動産会社に問い合わせて内覧に行くことにしました。
その不動産会社が、偶然にも「ワンストップサービス」を提供している会社でした。
今回は、中古マンションを購入し、フルリノベーションをする際に「ワンストップサービス」を利用するメリット・デメリットをご紹介します。
不動産の「ワンストップサービス」とは?
「ワンストップサービス」とは、不動産の販売・仲介、リノベーションの設計・施工、ファイナンシャルプランニングなどを一括して提供するサービスのことです。
リノベーションがブームになったここ10年くらいで増えてきたサービスのようです。
ワンストップサービスのメリット
窓口をひとつにできる
本来、住宅を購入する際は、不動産会社、リフォームはリフォーム会社や工務店、住宅ローンは金融機関と、それぞれ別々に対応しなければなりません。
しかし、「ワンストップサービス」を利用すれば、すべてをひとつの窓口で対応してもらえます。
物件の購入やリノベーションには、決断すべきことや手続きが多く発生します。
私自身、事前の知識がまったくなかったため、このサービスがなければパンクしていたと思います。
物件探しがスムーズ
物件探しの段階で、その物件がリノベーションに適しているか、自分の希望するリノベーションプランが実現可能かどうかなどのアドバイスを受けることができます。
前回の記事でもご紹介しましたが、中古マンションの中には、壁を壊せない・水回りを移動できないといった理由で、リノベーションに向いていない物件もあります。
私も実際に物件を探す際、リフォーム担当の方に同行してもらいました。
「この物件はワンルームにできるか?」「お風呂の位置は変更できるか?」など、具体的なアドバイスをもらえたことで、物件選びの判断がしやすくなりました。
リフォーム一体型ローン
通常、住宅の購入には「住宅ローン」、リフォームには「リフォームローン」と、別々のローンを組むのが一般的です。
しかし、リフォームローンは金利が高くなったり、返済期間が短くなったりすることが多いため、負担が大きくなる場合があります。
その点、「リフォーム一体型ローン」を利用すれば、住宅購入費用とリフォーム費用をひとつの住宅ローンにまとめて借りることができます。
また、私の場合、事前に予算を決めずに物件探しを始めてしまったため、資金繰りの相談にも乗ってもらいました。
ワンストップサービスのデメリット
希望のリフォームをできない可能性
ワンストップサービスは、基本的に不動産会社が提供しているため、リフォームの内容が汎用的なものになることが一般的です。
たとえば、
「自然素材をふんだんに使い、ログハウスのようにしたい」「日本家屋の伝統技術を取り入れたい」
といった、こだわりのあるリフォームを希望する場合は、それに特化したリフォーム会社に依頼したほうがよいでしょう。
「ワンストップサービス」は強い味方!
「ワンストップサービス」は、中古マンションを購入し、フルリノベーションをしたい人にとって心強い味方です。
ただでさえ考えることや決めることが多い中、不動産とリフォームの両方に精通した担当者がいれば、時間や手間を大幅に短縮できるだけでなく、何より安心感があります。
私自身、当時はそうした知識がなく、物件を決めた後で自分でリフォーム会社を探さなければならないと思っていました。
ワンストップサービスを提供する不動産会社に出会えたのは、本当に偶然のラッキーでした。
中古マンションの購入とフルリノベーションを考えている方は、ぜひ一度検討してみてください。
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