「せっかくリノベーションするなら、理想の住まいを実現したい!」
そんな思いを抱えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、リノベーションは決して簡単なものではありません。
間取りや内装、設備など決めることが多く、予算の管理も必要です。さらに、思い通りに進まないこともよくあります。
私自身、知識ゼロからのスタートでしたが、試行錯誤しながらリノベーションをやり遂げました。
その経験から言えることは、リノベーションを成功させるには「主体性」「明確なコンセプト」「予算管理」の3つが鍵になるということ。
本記事では、私の実体験をもとに、リノベーションを成功させるためのポイントを解説します。
これからリノベーションを考えている方の参考になれば嬉しいです。
主体性を持つ
リノベーションは「共同プロジェクト」
リノベーションは、リフォーム会社との共同プロジェクトです。
「お金を払うので素敵な家を作ってください、おまかせします」という姿勢では、成功しません。
お互いに情報を出し合い、コミュニケーションを取りながら進めていくことが重要です。
決断の連続
リノベーションでは、間取り・内装・設備など、多くのことを自分で決める必要があります。
時間と労力を惜しまず、自分の意思を持って進めることが大切です。
例えば、私はカウンターの素材を見るために山奥の木材屋まで足を運びましたし、気に入ったキッチンがなかなか見つからず、担当者と一緒にメーカー探しをしました。
他人任せにしてしまうと、理想の住まいは実現できません。
問題解決を楽しむ
リノベーションでは、想定外のトラブルがつきものです。
問題が発生したときに、どのように解決していくかが成功のカギになります。
私は、何か問題が発生するたびに担当者と相談しながら、一つずつ解決していく過程を楽しみました。
ポイントは「コミュニケーション」
例えば、
「いくらでできますか?」
「何日くらいで終わりますか?」
といった漠然とした質問には、明確な答えがありません。
なぜなら、リノベーションの内容は「あなたの希望」によって変わるからです。
「こういう内装にしたい。この予算内で実現するには、どんな資材を使えばいいか?」
「このデザインを取り入れたいけれど、施工上の問題はないか?」
このように、具体的な希望を伝えながら業者と相談し、すり合わせていく姿勢が大切です。
明確なコンセプトを持つ
リノベーションは人それぞれ
リノベーションには、正解がありません。
人それぞれに「理想の家」があります。
例えば、
🏡「家族みんなが集まれる広いリビングがほしい」
🏡「子供が増えたから部屋数を増やしたい」
🏡「趣味を思いっきり楽しめる空間を作りたい」
だからこそ、「自分がリノベーションで何を実現したいのか?」を明確にしておくことが大切です。
実現したいことをはっきりさせる
私の場合、「自分好みの落ち着いた空間に住みたい」 という強い希望がありました。
リノベーションに関する知識はゼロでしたが、このコンセプトがはっきりしていたおかげで、迷うことがあっても乗り切ることができました。
逆に、コンセプトが曖昧なままだと、周りのアドバイスに振り回されてしまったり、予算や間取りの制約に対応できず、理想の形を実現しにくくなるなどの問題が出てくるかもしれません。
リノベーションを始める前に、「どんな暮らしをしたいのか?」を言葉にしておくことが成功のカギです。
予算を決めておく
予算の上限は決めておくべき
リノベーションを成功させるには、「これ以上は出せない」という予算の上限を決めておくことが必須です。
フルリノベーションの場合、リフォームのグレードによって費用は大きく変わります。
目安として、1㎡あたり10万円~20万円が一般的な予算とされています。
例えば、私の物件(55㎡)の場合、リノベーション費用のイメージは以下のようなものでした。
💰 500万~600万円 → 汎用品を使ったシンプルなリノベーション
💰 600万~900万円 → セミオーダーキッチン、無垢材カウンターなどこだわりを取り入れたリノベーション
💰 900万円以上 → 高級仕様のフルオーダーリノベーション
(※ 2025年現在、物価の上昇によりさらに価格帯が上がっている可能性があります)
リノベーションは必ず予算オーバーする
リノベーションでは、見積もりの段階では、最初に決めた予算を超えてしまうのが普通です。
理由は2つあります。
1️⃣ 理想をすべて詰め込むと、自然と金額が膨らむ
2️⃣ ショールームなどで「もっと良いもの」を見つけてしまう
私の場合も、希望をすべて詰め込んだ見積もりは890万円!
想定より大幅にオーバーしてしまいました。
そこから必要な部分・不要な部分を見直し、最終的に780万円に抑えました。
この「削っていく作業」こそがリノベーションの大事なポイント!
最初から理想をすべて叶えるのではなく、「何を優先するか?」を考えて取捨選択する力が求められます。
「中古マンション+リノベーション」は資金計画に注意
新築やリフォーム済みの物件とは違い、中古マンション+リノベーションの場合は「物件価格」と「リノベ費用」の両方を同時に考えなければならないのが大きな特徴です。
✔ 物件購入にどれだけかけるのか?
✔ リノベーションにいくら使えるのか?
✔ 住宅ローンやリフォームローンをどう組むか?
こうした資金計画をしっかり立てないと、
「物件を買ったけど、リノベに十分な資金が残らなかった…」 という失敗につながりかねません。
リノベーションは理想の住まいを作れる大きなチャンスですが、資金計画を甘く見ないことが成功のカギです。
リノベーションに向いている人・向いていない人
このように、リノベーションに向いているのは、諦めずに困難を乗り越えていく過程を楽しめる人です。
「問題が起こるのは当たり前。解決策を考えながら、自分らしい住まいを作っていこう」と前向きに取り組める人なら、リノベーションは大きな楽しみになります。
逆に、「お金を払うから、いい家をおまかせします」細かいことをあれこれ決めるのが面倒」という人には、リノベーションより完成された新築やリフォーム済みの物件を購入する方が向いているでしょう。
リノベーションを楽しもう!
私自身は、自分で間取りを書いたり、ショールームに足繁く通ったり、担当者と毎日のようにメールをやり取りしながら困難を乗り越えていく過程を、存分に楽しみました。
理想の家を手に入れたことだけでなく、その経験も人生の大きな糧になっています。
皆さんにも是非チャレンジしてほしいです。
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